3才から12才で子供の運動神経は決まる 筋トレ
「一つのことに集中できない」
「結果を出す前に諦めてしまう」
「何かを始めるとき、自信がなさそうにしている」
このような兆候がお子さんに見られませんか?
それは子供が
努力をすれば結果が出るということを知らない
からなのです!
努力が結果に繋がると実感させる
サッカーや野球を一週間練習しても結果はすぐには出ません。
それは走ったり、ボールを受けたり、ボールを投げたり蹴ったり、いろいろな動作があるのですぐには覚えきれないからです。
それでも諦めず数か月練習を続けられていれば結果が目に見えてくるのですが、全ての子供がそこまでモチベーションを維持できるわけではありません。
そのような子供にはとにかく一つのことをさせるべきです。
野球ならバットを振るうだけ、サッカーならシュートを打つだけ、走りなら一つのフォーム修正をさせるだけ。
そうすることで結果が早い段階でわかるので子供のモチベーションが保ちやすくなります。
例えば筋肉トレーニングも同じです。
腹筋を鍛える筋肉トレーニングと一口に言っても何十種類もありますが、その中でも同じものを毎日子供にさせます。
そうすることで初めは一度に10回しか出来なかったことが13回、15回、20回と日に日に効果があることを実感できるのです。
「これは走る時に必要な筋肉だよ。こんなに腹筋が出来ようになったんだから今までよりもっと早く走れるようになるね。」
と褒めると同時に、走ることに必要な筋肉ということを教えます。
すると、走りのトレーニングにもモチベーションが繋がるのです。
子供の頃から筋肉トレーニングをさせると背が伸びなくなると言われていますが、自分の体重を使ったトレーニングで過度な量をさせなければ問題ありません。
子供にお勧めする主な筋肉トレーニングを紹介します。
腹筋
膝を立てて、足首を補助者に押さえてもらい、上体を起こす一般的な腹筋です。
腕を胸の前で組み、腕が膝についたら一回とカウントします。
しかし、腹筋が出来ない子もいるので、その場合は上げられる限界まで上体を起こし、その状態で1秒~2秒静止して一回とカウントします。
腕立て伏せ
一般的な腕立て伏せがキツイ場合は膝をついて行います。四つん這いの姿勢です。
手をつくとき、指先が内側を向くようにします。
2秒間に1回のペースで出来ることが理想です。
背筋
うつ伏せになって、手を顔の横に持ってきて、上半身を上げて背中を反らせます。
足首を補助者に押さえてもらうとさらに上半身を持ち上げられるようになり効果的です。
顔を床から10cm~20cm上げることが理想です。
回数は年齢にもよりますが、初めの頃は各10回から20回程度が目安です。
そのくらいの量であれば2分もあれば終わるので、無理なく続けられると思います。
中学生以降であれば身体も出来てきているので、自分の限界まで筋肉トレーニングをすることが良いとされていますが、小学生以下の子供は身体が成長途中なので無理のない回数に抑えます。
精神面でもキツイと感じると子供のモチベーションダウンに繋がります。
十分な筋肉がないと、せっかく速く走れるフォームが身に付いても身体をコントロールすることが出来ず、フォームを活かした走りが出来ません。
よく運動をする子であれば自然と速く走れる筋肉がついてきますが、今まで速く走れなかった子は筋肉トレーニングである程度の筋肉を身につける必要があります。
また、子供がトレーニングを続けられるように、お父さんお母さんも一緒に筋肉トレーニングやジョギングは一緒にやってあげましょう。
前の記事でも書きましたが、子供は命令されるのを嫌います。
一緒に始めることが子供のやる気を起こさせる方法なのです。
次回はストレッチについてご説明します。
筋肉トレーニング、ストレッチはどれだけ早く習慣化できるかで今後の運動能力に大きな差を作ります。
第4回「3才から12才で子供の運動神経は決まる」ストレッチ編
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