100m走ペース配分。10m毎のラップ計算ツールと測定方法
100mは大きく3つの局面に分かれます
加速区間:スタートから加速していき、最高速度に達するまでの区間
疾走区間:最高速度が出ている区間
減速区間:段々と速度が落ちてくる区間
一流選手のほとんどは最高速度に達する距離が60mあたりにきます。
そして70mからは段々と速度が落ちていきます。
後半が伸びないと言われれる選手の多くは40m付近で最高速度に達し、50mあたりから減速区間に入ってしまうパターンです。
今回は100mの自分の強み弱みを見つける方法をお伝えします。
100m走 ラップ計算
まずは自分の目標とする100mのタイムから理想の10m毎のラップを算出します。
10秒台選手のデータを10人以上取り込んだラップ計算ツールを作成しましたので参考までにご活用ください。
10m毎のラップ測定方法
実際に自分のラップを測定していきます。
10m毎に計測係に立ってもらえれば良いのですが、1人でも測定できる方法があります。
その方法はコーンとカメラを利用します。
カメラは出来るだけ高画質のものが良いですが、私はiPhone8で撮影して問題なく測定できました。
まずはコーンを10m毎に並べていきます。
そしてバックストレートにカメラを配置します。
疾走後に動画を確認しながらストップウォッチで計測しコーンを通過したところでラップを取っていきます。
「ストップウォッチカメラ」というiPhoneアプリを使えばタイムが動画上に表示されるのでコマ送りでさらに正確な測定ができます。
分析
計算ツールで算出したラップタイムと、実際に計測したラップタイムを比較します。
・一番スピードの速い区間が60mより前にきていないか
・減速区間で速度があからさまに落ちていないか
・スタートダッシュはどうか
・10m〜30mまでの二次加速はどうか
など自分の強み弱みがハッキリとわかると思います。
100mのタイムを伸ばしていく方法で一番手っ取り早いのが自分の弱い部分を徹底的に練習することです。
一度このような分析の練習を入れることで今後の伸び率が大きく変わってきますのでチャレンジしてみてください。