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3才から12才で子供の運動神経は決まる フォーム修正

子供の世界は残酷です。

リレーのチームを作るとき、サッカーやバスケのチーム分けのとき。
運動神経の良い子がじゃんけんをして、次々にチームメイトを選んでいきます。
もし自分が最後まで選ばれなかったら、きっとその子は傷つくでしょう。
さらにその子と同じチームの子もあまり良く思いません。

これをキッカケに運動嫌いになってしまう子も多いと思います。
残酷な世界ですが、子供同士の世界なので仕方がないことなのかもしれません。

もちろん運動が苦手でも友人を作ることは出来ます。
ただ運動が苦手なことで遊びの内容が制限されてしまうのは可愛そうです。

このような子に運動をさせるには親の方も一緒に運動をしてあげることです。

「家にいないで外で遊んできなさい」

と命令するのではなく、

「一緒にジョギングでもしようか」

と誘ってあげることが大切です。

子供は口だけの大人を嫌います。
例えば親がずっと家でゴロゴロしているのに「外で遊びなさい」と子供に言っても全く説得力がありません。

あなたが頑張っている姿を子供に見せることが大切です。
一緒にキャッチボールやジョギングをやってあげることで子供のモチベーションも高まります。

そこで次のステップに進みます。

前回の記事でお話ししましたが、子供の走りが遅い理由の多くはフォームに問題があるからです。
では具体的にどの部分に問題があるのかお伝えします。

 腕を振ったときに肘が伸びてしまっている

走っている最中に肘を伸ばしたり曲げたり繰り返すのはタイムロスです。
これを修正させるポイントは、まず立ち止まって腕振りを出来るだけ早くさせてみます。
最初はあえて、後ろに腕を振ったときに肘を伸ばして腕振りをさせます。
次に肘を90度に曲げて腕振りをさせます。
結果は肘を90度に曲げた方が速く振れるはずです。
これを子供に実際に体験してもらうのです。10秒間にどっちが多く振れるかと計測してみるのも良いと思います。
子供も肘を曲げた方が速く振れるとわかれば自分自身で修正しようとします。

 上体が傾いている

上体が前傾になりすぎていたり、後傾になっていると足が空回りしてしまい速度ダウンに繋がります。
また、子供に多い例ですが、姿勢が猫背になっていると力が分散してしまい、地面を蹴った力の全てが前方に伝わらなくなります。
多くの子は、全速力で走ると上体が真っ直ぐに保つことが出来ませんが、ジョギングなどゆっくり走っている時は上体を真っ直ぐにして走れています。
それなのでジョギングから段々とペースを上げて全速力まで加速させる練習をします。その過程で上体が傾いたらその瞬間に指摘してあげます。それを繰り返していくと上体を真っ直ぐにして走れるようになります。
それでも修正できない場合は腹筋と背筋の筋力が足りていない可能性が高いです。次回の記事で詳しく説明しますが、筋肉トレーニングをすることで改善に近づきます。

 次の一歩を踏み出すまでの時間が長い

これは地面に足が着地している時間が長いことが原因です。
改善練習は地面に足が着いた瞬間に跳ねると身体に覚えさせることを目的とします。まずその場で両足ジャンプをさせます。高く跳ぶことを意識するのではなく、着地した瞬間にジャンプをするという、着地時間を短くさせることを意識させます。両足ジャンプをその場で10回させてから全速力で走らせると改善前より着地時間が短くなっていると思います。
縄跳びをさせるのも効果的です。
あとは子供の年齢にもよりますが、「地面が底なし沼になっているから足をずっと着けていると沈んじゃうよ」などの言葉をかけると子供もその気になって走り方を変えようとします。

 褒めながら改善していく

一度に多くのことを指摘すると子供はうんざりしてしまうので、一つのポイントが直ったら次の指摘をします。

一本走ったら何かしら褒めてあげることが大切です。

「さっきよりうまく走れたね」
「まっすぐ前に走れたね」
「最後まで力を抜かず走れたね」

何でも良いので必ず一点を褒めてあげましょう。
子供のモチベーション維持は最も大切なポイントです。

どんな子でも諦めず繰り返し練習をすれば必ず上達します。
走りに対して真剣に取り組んでいる子が少ない中で正しいフォームを身に付けることが出来ればクラスでトップレベルになれます。
プラスのイメージをして練習を継続出来るよう頑張ってください!

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第3回「3才から12才で子供の運動神経は決まる」筋トレ編

3才から12才で子供の運動神経は決まる

フォーム修正編

筋トレ編

ストレッチ編

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