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足の切り返しにキレが増す骨盤を使った走り!足が流れている人は必見!

速く走るうえで重要とされる骨盤の動き。
骨盤を使って走るとはどういう動きで、どのような意識で行えば良いのでしょうか。

今回は骨盤を使うことのメリットと、走りに活かすための骨盤の使い方についてご説明します!

骨盤を使った走りとは

まずは骨盤を使った走りがどのようなものなのか。
比較動画を作りましたのでご確認ください。

骨盤の動きは後ろから見るとよくわかります。

足が離地して身体の軸を追い越す時に骨盤が上がります。
右足が地面を離れたときには右側の骨盤が上がり、左足が地面を離れた時は左側の骨盤が上がります。

ただ骨盤を上に上げるだけでなく、骨盤から足を前方に持ってくるように、前に動かしつつ上に上げるという3Dの動きが重要です。

歩いている時は特別に意識をしない限り、骨盤の上下動は極めて小さいです。
その為、歩きの時に骨盤の動きを意識すると見た目にわかりやすいです。

【歩き】

【ジョギング】

【スプリント】

歩き→ジョギング→スプリントと段々と骨盤を意識するタイミングが短くなっていきますので、難易度が上がっていきます。

骨盤を使うメリット

骨盤の動きが使えると、太腿から足を伸ばすのではなく、骨盤から足を伸ばせるのでストライドが広くなるという考えもありますが、私はそれ以上に足の切り返えし速度が上がることだと一番のメリットだと思っています。

ダッシュ時の骨盤の動きを横から見てみましょう。


お気付きでしょうか。

実は足が着地する時には骨盤は後ろに引っ込み、反対側の骨盤が前に来ています。

つまりダッシュ時の骨盤の動きは、足よりも早く前後運動をしているということです。
足を前に出そうとした時は骨盤から最初に前にいき、遅れて足が前にきています。

ということは骨盤の動きをスムーズに行えれば足の切替速度が増してくるという考えです。

離地後の骨盤の位置を見てみると明らかです。

わかりやすいように、離地して膝下が地面に水平になった瞬間を切り抜いて比較してみましょう。

骨盤を意識していない走りでは膝の角度が鈍角ですが、骨盤を意識した走りでは膝の角度がほぼ直角です。
つまりその分、足の引き戻し速度が速くなっているという訳です。

※腿の角度は選手の個性によります。上記の画像は骨盤意識による違いを比較する目的ですので、必ずしも膝下が水平時に膝の角度を直角にする必要は御座いません。

骨盤を使った走りをするには

まずは歩きから意識をしてみましょう。最初は骨盤を上に上げることだけを意識します。

意識の仕方は人それぞれですが、脇腹の筋肉を収縮させて骨盤を上げるイメージであったり、足裏を上方向に押されているイメージといったところです。
歩きを後ろから撮影し、骨盤が左右にそれぞれ上がっていればOKです。

次に3Dの動きを入れる必要があり、骨盤を上げつつも前に出すという動きも意識します。骨盤を回すイメージですね。

慣れてきたらジョギング→流し→ダッシュとペースを上げていきます。

ペースが速くなるにつれて骨盤を意識するタイミングは短くなってきます。
その一瞬のタイミングは足が地面を離れてから身体の真下を通過するまでです。

先ほど説明した通り、骨盤を使った走りの一番のメリットは足の切り返しにあります。
骨盤から足を伸ばして歩幅を稼ぐために着地時まで意識をしていると切り返しが遅れます。

後ろに流れた足を前に持ってくるために一瞬、力を入れる感覚です。

最初は骨盤の動かし方もコツがいるので、すぐにダッシュに落とし込むのは難しいと思いますが、慣れれば誰でも出来る動きであり、タイム短縮の動きであると思います。

是非試してみてください!

動画でも解説!

ハラケンチャンネルで骨盤の使い方について解説しています!
骨盤意識習得する動き作りからお試しください!

⇒足が流れている走りとは

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